2013年2月21日木曜日

After Hours Doctor:時間外診療所&DAY/NIGHT SURGERY:昼夜診療所


● ゴールドコーストの「After Hours Doctor」


 夕方6時から真夜中の2時まで診察してくれる診療所がある。
 こちらの病院のシステムがどういう風になっているかは下記のサイトで。


移民のうんちく - 2012/9/30(日) 午前 7:39
http://blogs.yahoo.co.jp/mikami_satoshi66/37555871.html

オーストラリア医療のうんちく

まずは、オーストラリアの医療システムは、三段階に別れてるということを理解しなければならない。

①.その根底にあるのが、GP(General Practitioners)と呼ばれるいわゆる街医者。
多くのGPは予約制であるので、風邪などの体調不良の際にはあらかじめ予約を入れてGPの診断を受けることができるが、
時間外(夜間・休日)の診断は、After hours doctorsの診断を受ける必要がある。

GPは内科・外科・整形外科全ての診断に係わるので、信頼できるGP探しというのは、非常に重要である。
信頼できるGP探しというのは、恋人探しのようなもので、めぐりあう確率は非常に低い。
また、GPと言えども人間であることには変わりない。
自分に合ったGPを探す努力もせずに、オーストラリアのGPはいい加減だ、と言いふらすのはお門違いだ。

また、After hours doctorsの存在を知らない人が多すぎる。
怪我や病気の状況によってGPを使い分けなければならないのだが、実際に怪我や病気になった時に慌てふためくよりも、健常時にしっかりと準備しておくことに越したことはない。

さて、もし命に係わる緊急を要する怪我・病気に陥ってしまった時。
日本での119番に当たるのが000(Triple 0)であるが、広い国土を持つオーストラリア、状況にもよるが、自ら総合病院の"Emergency Department"(緊急病棟)に出向いた方が早い場合が多い。
時間帯にもよるのだが、どこのEmergency Departmentも緊急患者で溢れている。
初診で怪我・病気の優先順位の判断が下され、怪我・病気の程度によっては、診断に長い時間が要するということを理解しなければならない。

②.いわゆるHospitalと言われる総合医療機関にて診断・治療を受けるのは、
GPの紹介状、あるいはEmergency Departmentでの診断を受けた後である。
文頭でも述べたが、オーストラリアの公立の医療機関はすでに「需要」と「供給」のバランスが崩れており、命に係わる怪我・病気以外には、非常に長い「待ち時間」が必要となる。
怪我・病気の種類にもよるのだが、「待ち時間」は数ヶ月に及ぶこともある。

③.この悩みを解決するのがPrivate Hospital、私立の医療機関。
ただし、このPrivate Hospital、無料(本当は税金で賄われているので、決して無料ではないのだが...)の公立の医療機関に対して、高額な医療費が必要となる。そのためにPrivateの医療保険加入が推奨されているのだが、この医療保険費がまたバカにならない。
ちなみに我が家では、年間3,120ドルの医療保険費を支出している。


 日豪プレス:3月号より。




 つまりですね、オーストラリアは医療費が高いところだとまずご理解していただいたほうがいい。
 「GP」の町医者ですが、日本のようにお医者さんが自宅で開業するなんてことは金輪際ない。
 お医者さんだって週休2日はしたいだろうし、サマーホリデーは2,3週間の休暇をとって海外旅行に出かけたいだろう。
 何しろ高額所得者なのだから。
 旅行先で日本のお医者さんにで会うことはまったくといっていいほどないが、外国の医者に会うのは珍しいことではない。
 自宅で開業したら、患者をほっぽり出して先生は優雅に海外旅行となってしまう。
 それはどうも外聞が悪い。
 そこで、こちらの町医者は数人でグループを組み、メデイカルセンターをたちあげて運営することになる。
 これなら、ローテーションで休みがとれ週休2日も保証され、おおぴらに旅行もできることになる。
 よって、自宅開業医はいないが、メデイカルセンターはあちこちにある、ということになる。
 このメデイカルセンターは予約制。
 めったにいかない。

 昨年ひどい風邪に襲われた。
 朝、突然吐き気がきた。
 身体がフラフラなのだが、何とかお手洗いまでいって吐き続けた。
 ベッドに戻ってもどうにもならない。
 目を開けていると天井がグルグル回る。
 目をとじると今度は頭のなかが回転してくる。
 ただじっと動かずにいる。
 冬場だったので電気ヒーターのスイッチをいれたいのだが、身体が動かない。
 動かすと気持ち悪さの波で身体が翻弄されるような感じ。
 少しづつ、動いてベッドを降り、何とかヒーターにたどりついて、スイッチをいれる。
 それでもう終わり。
 ヒーターの前で、ただ同じ姿勢でうずくまるだけ。
 ベッドには戻れない。
 動けば吐き気・めまいが怒涛のように押し寄せてくる。
 動かなくても、身体は最悪状態なのだから。
 一時間ほどヒーターの前で硬直した身体を維持して、最悪時を切り抜けた。
 何とか這いながらでも身体が動かせるようになったのは、2,3時間後。
 こういうときは、電話をしてドクターの明日の予約をとるのだが、しなかった。
 風邪かインフルエンザかしらないが、時間はたっぷりある。
 パナドールという売薬を飲んで、ただ寝ていた。
 治るのに10日くらいかかった。
 そんなことで、あまり医者にはいかない。
 時間をかけて、じっくり体力回復をまってしまう。
 風邪を治すより、身体を直すことにしている。
 ヒマは充分あるので、違った日常である病気を経験することを愉しんでいる部分もあるのだが。

 ところがそうはいかない病気もある。
 自分では判断つかない疾病である。
 医者にみてもらって薬を指定してほしい場合である。
 でもメデイカルセンターには行かない。
 どこへいったかというと「After Hours Doctor:時間外診療所」。
 上のサイトではその存在は記述されているが、内容については書かれていない。
 それが普通。
 通常はメデカルセンターで「OK」である。
 よほどでないと行く人はいない。
 では、「After Hours Doctor」とは何者なのかである。
 メデイカルセンターは通常9時から5時まで。
 このときは複数の先生がいる。
 でもローテーションで8時から6時までやってくれるところもある。
 この前後1時間になると当直の先生が一人になることが多い。
 予約制だから一人で手当できる患者しか入れないようにできるのである。
 この時間外はメデカルセンターはクローズ(本日の診察は終了しました)となる。
 とはいえ、病気は待ってくれない。
 そこで登場するのはこの「After Hours Doctor」なのである。 
 


● Gold Coast の After Hours Doctor のサイト

 ゴールドコースト市内にはこの診療所が3カ所ある。
 頭に挙げたのはサウスポートのもの。
 場所はというと、なんとゴールドコースト・ホスピタルの真ん前。
 そのせいか、土・日曜日ならびに祝日は朝の5時から翌日の真夜中の2時までやってくれる。
 つまり、休みの日なら21時間営業ということになる。
 その他に下のように、パームビーチとツイードヘッドにある。
 場所場所で診療時間が異なるので気をつけるように。 



 サウスポートしか知らないのであるが、先生はインド系の医者が主になる。
 そして、どちらかというと老人が多い。
 最初に行ったときは、リタイヤした先生たちがボランテイアでやっているのかと思ったほど。
 インド系の女性の医者もいます。
 予約とか時間の拘束がないので、夕飯後にいかれるのが便利。
 もちろん診察費は無料です。
 近くには24時間営業のパーマシー(薬局)があって、処方箋をもっていけばクスリを出してくれる。
 クスリ代は自己負担です、これはしかたがない。


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 追補
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 ハーバータウンに「DAY/NIGHT SURGERY」がオープンした。
 平日は朝の6時半から夜はハーバータウン・ショッピングセンターが閉まるまで。
 土日は朝は8時ころから午後は2時までである。
 予約は不要である。







【 うすっぺらな遺伝子 


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